伊豆半島の母の実家では、アジの干物を食べるとき、「何枚?」と訊かれたら「2枚」「3枚」などと希望の枚数を言って焼いてもらうのがふつうでした。
以前同じプロジェクトで働いていた秘書の方が伊東の出身で、「うちはどんどん焼いて、ハイ次!ハイ次!って、わんこそば状態だよ」と。笑(←どこの地方でも、地元の話っておもしろいので聞きたいわたし)
しょっぱくて、おいしかったな~ひもの。のどが渇くのはわかっていても、あとをひくのです。
なつかしくてたまに食べたくなるのですが、今はしょっぱくないほうが好みですし、身体にもやさしいので、自分で作っています。
冷蔵庫でできる、という話を数年前に聞いたとき、匂いはどうなの?と思いつつやってみたら・・なかったです。不思議。
この方法だと、焼いている間も煙は出ないし、家中すごい匂いが充満することもありません。
流れ
新鮮な魚を買う
↓
冷蔵庫に半日~1日おく
↓
フライパンで焼く
材料
おいしい魚、おいしい塩
さば、アジ、さわら、太刀魚はおいしくできました。カマスとキビナゴは△でした。
- 作業がていねいで
- 新鮮でよい魚を売っているお店で
- アジなら開き、さばなら三枚おろし、さわらなら切り身、太刀魚ならぶつ切りの状態になっているものを
買うのが断然おすすめです。すぐに自然乾燥を始めることができますよ。
道具
- バット+金網(または同様の形状をした何か)
- クッキングシート
- フライパン
- ふた
バットと金網は、セットとしてはそんなに頻繁に使うわけではないのですが、ぴたっとはまる安定感は使いやすいです。
くっつかないクッキングシートは使い途いろいろ!1ロールあると便利です。(ラップフィルムと同じ形の箱で、お店でも近くに置いてあります)
クッキングシートは、魚を焼いたあと、そのまま丸めて捨てられますし、フライパンにこびりつきもないので、後片付けがラクですよ。
フライパンから四隅がはみ出ないように角を切り取りました。
ガラスのフタだと中の様子が見えて楽しいです。
作り方
- 魚の両面においしい塩をパラリとふり、網を敷いたバットに乗せ、ラップフィルムをしないで冷蔵庫に半日~1日入れておく。塩は少なめ!
- フライパンの底の大きさに合わせてクッキングシートを敷く。
- クッキングシートの上に、身を下にして魚を乗せる。
- ふたをして中火にかける。
- ガラスのふたが蒸気でくもってきたら弱火にして5分、魚をひっくり返して3~5分でできあがり。
本日のスペシャル
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伊豆半島といえば大室山。この平らかさが好きです。こういう性格になりたい・・。