2年8ヶ月前にお送りしたニュースレターの、その後の展開を加筆しました。セクションの最後に今の気持ちをイタリック太字で書いてあります。

ここに登場している、しいたけ栽培も教えてくれた Aさんとは現在もしょっちゅう会っており。ありがたいな。

～～～ここから2021年12月に飛ぶ～～～

皆様こんにちは。今日のチーム馬の骨ニュースレターは、わたしの月曜～日曜のテーマについて書きます。

テーマ？なんじゃそりゃ？とお思いでしょうか。

今年になって知り合った（わたしは勝手に友達と思っている）Aさんが、「今日は火曜日だから、美容の日。よって走りに行きます」と言うのです。

（早朝、寒い中を走るのって・・たしかに美容だわ！きびしい美容だけど）と一瞬ひるんだわたし。

自他ともに認める『プロダクティビティ（生産性）の忍者』なAさんは、週の曜日それぞれにテーマを設定しています。火曜日以外の曜日のテーマも、こーであーで、と教えてくれました。すごく楽しい。なんていいアイディアなんだろう！

見たところ共通点はゼロなのに、なぜか物事のとらえ方・動き方が似てるひと。気が合う人と時間を過ごすと、真似したいことがいっぱい。インスパイアされます。

Aさんの場合は、その日にやること、具体的な行動をテーマの中心にすえています。わたしの場合は、その日どんな気持ちで過ごしたいか（＝こういう意図をもって行動したい）をテーマに。

こういうのって人それぞれです。その人の性格とか体力とかエネルギーの爆発具合とかで違ってくるんですよね。そこがおもしろいです。

テーマを決めてみたら、幸せ度と「ほっ。」とし度と明日のたのしみ度アップ！なのですよ。（Aさんありがとうね）

Aさんとのやりとりは英語ゆえ、わたしのテーマは曜日のアルファベットの頭文字からアイデアを得ました。

2024/08/23 の気持ち：自分の時間をどういう心持ち・意図で過ごしたい、自分こういう人、自分こういうのが好きだから。と、改めてよくよく考える機会だったのだと思います。長く読んでくださってる読者の方々はきっと、もう耳にタコできたと思うんですけど、まだ書きますよ。

とにかく、月曜から日曜、自分がこう過ごしたい状態を 7つ決めて言葉にした、ってとこがよかった。言葉にすると（で、ひとに説明したりブログに書いたりすると）頭に心にくっつきますから。よいです。

月曜のテーマ：Mediocre Monday（みでぃおーかー・まんでい）

mediocre（みでぃおーかー）は、英語で『平凡な』『そんなに良くない』『たいしたことない』という意味です。ほめ言葉ではありません。

medi（みでぃ）は、ラテン語の medius ＝ 真ん中、途中、中くらい、という意味からきています。（スモール、ミディアム、ラージのミディアムもここから）

ocre（おーかー）は、ラテン語の ocris ＝ ごつごつした山、という意味から。

つまり、山頂じゃなくて、中くらいのところ。そこがミディオーカーなんです。

わたし達の世界では、「上手でなければ、やる価値なし。」という考えが幅をきかせています。（仕事でも趣味でもなんでもそうですけど）

なにかに優れているのはすばらしいことだけど、最高でなくても、やる価値はある。楽しむ意味がある。よろこんで、いい。

（そもそもそんなものは存在しないのに）「完璧」だの「トップクオリティ」を求めがちな人に。わたしもそうです。おまじないとしてのミディオーカーを。

超優秀じゃなくても完璧じゃなくてもいい。わたし達を求めてくれる人たち・好いてくれる人たちは（はっきりいって大勢！）います。

山頂まで行ってはじめて愉しむのではなく、山の中腹から見える景色、風と空気、草花の香り、いっしょにいる人、そんな瞬間を味わう月曜日。

2024/08/23 の気持ち：もはやミディオーカー・エブリデイに。何かを始めるときはミディオーカーがいいです。やってるうちに良くなるから。先延ばしに効く。下に例を披露します。

「ニュースレターの下書き：ミディオーカー！」書いてるうちによくなると信じてます。

火曜のテーマ：Tech Tuesday（てくのろじー・ちゅーずでい）

しかたないのでたいてい何でも自分でやるんだけど、テクノロジーにとっても苦手意識があります。

やりたいことをするにはテクノロジーに頼る必要があるのを大いに自覚しているので！

ソフトウェアやら周辺機器やらコンピューターやらインターネット通信に何か問題があって、やりたいことができなかったりスムーズにことが運ばないと、とってもストレス感じるタイプなのです。（世の中そういう人がほとんどだと思う）

毎日ちょっとしたことで、「またドロップボックス同期できない・・」「ワードプレスまたエラーが・・」と、そのたびに対処しているともうほんとに悲しくなってしまう。割り込み作業って集中力を奪いますものね。

そんなわけで、これまではある程度たまってから、不定期で対処していましたが、火曜日をその日に決めて対処することにしました。

何か問題があったら「メモしとこ！火曜日になったら治るから♪」と気分がラクになります。（治るから♪っていうけど、どっちにしてもコツコツ調べながら自分で治すんですけど！！まあ気持ちの問題です）

ふだん不便に感じていることも（メモに追加しとく）まとめて改善し、ちょっとパソコンQOLが向上しています。それもうれしい火曜日。

2024/08/23 の気持ち：テクノロジー・チューズデイはいつしか廃止となりました。必要なくなったから。苦手意識とかストレスとか、消えた。なんでかな？と考えたら、短いあいだにも技術革新が進んでいろいろ便利になったというのもありますが。わたしが期待値を下げたからです。要求が高すぎると自分がしんどい。

自分の心身の健康だの自分へのリスペクトだの大切な人たちとの関わりに影響しない項目は、ほどほどで。（なるべくね）

Dropbox さんの気まぐれでヒドイ目にあっても、Evernote さんが挙動不審でドキドキしても、Microsoft さんがちょっと気持ち悪くても、淡々と調べ淡々と対処し、必要なときは天才エンジニアに頼る。

やりたいことは、できてるし。だからわたしはこうしてあなた様に話しかけられているんだし。

水曜のテーマ：Whimsical Wednesday（うぃむずぃかる・うぇんずでい）

whimsical（うぃむずぃかる）、わたしは好きな言葉なのですよ。さきほど英日辞書を見てみたら、日本語の定義はネガティブな意味あいばかりです・・はて？

これはわたしの知っている whimsical（うぃむずぃかる）という言葉ではないようです。なので、英英辞書にのって英語の定義を、わたしが勝手に日本語にします。

“ちょっと昔風で気まぐれでユーモアのある可愛さがたのしい、（愛おしい意味で）変わってる“

辞書にある定義は編纂する側の文化を反映しますから、whimsical（うぃむずぃかる）というアイディアは、日本の文化においては好ましくないのですね、きっと。

（辞書がなんといおうとそんなこた関係ないけどな！）な水曜日。

2024/08/23 の気持ち：今週のこと。イラストレーターの方が我が家の食卓の食材と料理を描いて見せてくれました。うれしい。すごく洗練されており可愛くて興奮。ウィムズィカルな作風なのです。

クリエイティブなプロが作業するのを見てインスパイアされた素人あゆう子。水曜は金継ぎ（←ぜんぜんできてない！進んでない！）の日にしよう。時間をつくってカレンダーに記入しとこう。（水曜の何時から何時まで？）

木曜のテーマ：Tender Thursday（てんだーさーずでい）

優しさを味わう日。

身体にテンダーなところがあったら、そこは、さわると痛いところ。

医師　「ここ、てんだーですか？」
患者　「はい、てんだーです」

心の優しい人は、心にも痛む場所がたくさんあるものです。それはまわりの世界を気にしてあげているから。気がつかないことに気づくから。そんな自分に優しくしたい木曜日。

2024/08/23 の気持ち：これ、忘れていたけど復活させたいテンダー・サーズデイ。木曜日は歌う（←ほとんどできてない！）日にしよう。時間をつくってカレンダーに記入しとこう。歌うとやさしい気持ちになるから。（木曜の何時から何時まで？）

金曜のテーマ：Fearful Friday（ふぃあふる・ふらいでい）

Fear（ふぃあ）は英語で恐怖という意味。Fearful（ふぃあふる）は文字どおり、恐怖でいっぱいの恐ろしい日なのですよ！

怖いなと思いつつ、やりたいことやらなければいけないことを、ヨボヨボビシバシやる金曜日。

2024/08/23 の気持ち：フィアフル・フライデーをしばらくやってたら、あんまり怖くなくなって、まあまあフィアレス・エブリデイに。フィアフルなんだけど同時にフィアレスな毎日です。どっちもあって、よいと思うわたし。

土曜のテーマ：Safe Saturday（せいふ・さたでい）

安心感をたっぷり味わう日。いま安全でいられること、安心できていることを大切に感じる日。

気になることがあれば、さらに安全にするためにできることをする土曜日。

2024/08/23 の気持ち：これもセイフ・エブリデイになってます。

一日の終わり、ベッドに横になったなら、決まった（同じ）メッセージを読み、決まった（同じ）曲を３回くらい聴きます。いま安全であること、安心できていることを、しみじみ味わい眠りに落ちるのです。

日曜のテーマ：Snug Sunday（すなぐ・さんでい）

snug（すなぐ）というのは英語で、温かで快い気持ちを表す形容詞です。こじんまりとくつろいだ状態。どこもなんにも痛くない。そんな気持ちを味わう日。

snugな場所は、雨風や寒さから守られた安全な場所のこと。

snugな服は、身体に合う服。

2024/08/23 の気持ち：

どこもなんにも痛くない。

これ読んで目に水が盛り上がっているところ。

本日のスペシャル

一日一新：ジムで履く靴
一日一冊：Christopher Alexander「A Pattern Language」、Langston Hughes「I Wonder as I Wander」各少々。