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ビジネスホテルの部屋にはメッセージがあふれています。「ようこそ!」「ランチはここに来てね」「健康のためにこのサプリ」「このテレビがすごい」「寒かったらこうしてね」「日本経済を立て直すにはこの本」「ひげそりここ!」「モルツいかがですか?」
案内のポップや広告が視覚的に話しかけてきますよね。お気持ちはありがたいのだが・・うるさい。
15分あれば、ビジネスホテルの部屋を静かなリラックス空間にカスタマイズすることが可能です。(気にならないよ、という方ほど試してみてください。びっくりしますから。)
誰にも話しかけられない自分だけの空間で、仕事の続きをしたり、本を読んだり、目をとじて音楽を聴いたり。ぼぉーっとしたり映画をみるのもいいですね。
作業の流れ
換気(窓を開ける・窓なければ通風・空気清浄機ON)
↓
光を入れる(カーテンを開ける・夜なら外を確認)
↓
荷物の処理
↓
引き算
↓
足し算
荷物の処理
- コートはコートかけへ
- 靴は入り口近くやクローゼットスペースへ
- スーツケースはクローゼットスペースやバゲージラック(荷物置き)へ
- ベッドの上には何も置かないこと ←あなたがごろんとするスペースだから
引き算: 文字情報を隠し、視覚的凹凸をなくしてニュートラルにする
案内やポップ広告
ホテル施設、マッサージ、ルームサービス、TV視聴システム、インターネット接続、ホテル会員入会申込、健康食品の案内や広告は、机の引き出しにしまう。浅いけれど、ぐぐっとぜんぶ引き出すと思ったよりも面積があり、たくさん入ります。ラミネートされたメニューなどもそっと寝かせて入れましょう。
引き出しに入らないものはテレビ機の陰に置くとうまく隠れます。テレビ機はどんどん大きく平らになっているので隠せるスペースも増えてよいですね。笑
アメニティ
使い捨ての歯ブラシ、歯磨き粉、ひげそり、スリッパなどは、使う分を袋から出し、袋はまとめてごみ箱へ。
ごみ箱がいっぱいになってしまったり、ごみ箱に入らない場合は、さっとまとめて、外出する時にホテルの受付で引き取ってもらいましょう。快く応じてもらえますよ。
使わない分のアメニティグッズは袋に入ったきれいなまま、クローゼットスペースの上の棚や冷蔵庫などにそっと収納。
ペットボトル
『皮』をはがしてごみ箱へ。ベッドの脇やデスクにペットボトルが置きっぱなしになっていても、文字情報がないと目も心もやすまりますよ。
テレビ機
主電源をオフにして、スタンバイランプを消しておく。LEDがついたままだとどうしても注目してしまいますよね。(テレビの主電源には注目しなくていいのでオフに!)
Q 勝手にしまっちゃっていいの?大丈夫なの?
A 大丈夫です。わたしは20年くらいやっていますがトラブルになったことは一度もありません。(むしろすごく親切にしてもらえます。ありがたいですね。)
連泊の場合は、客室係の方に宛て「こんにちは、お世話になります。いろいろ動かしてありますが、そのままにしておいてください。よろしくお願いします」とひとことメモでお願いすれば、そのままにしておいてもらえますよ。最後の日には客室係の方に「お世話になりました。ありがとうございます。」とメモを残すようにしています。
Q 元に戻さなくていいの?
A あとから客室係の方が探さなくてもよいように、引き出しからさささっと出して机の上に並べておけば大丈夫です。
足し算
引き算のリラックス効果は絶大なので、それだけでもいいかも。でも足し算をすると幸せ度・ヨロコビ度・安眠度がアップします。よってわたしはやります。
照明
すべての照明スイッチをオン/オフしてみて、自分に合う組み合わせや設定を決める。あちこちオン/オフしてみると思わぬ場所に小さな照明があったりします。わたしは控えめな間接照明が好みなのでうれしい発見。
アロマ精油
たたんだティッシュペーパーに2滴たらしてベッドの脇に置いておけば部屋中にほんのり香ります。小さいビンをひとつ持っているとずっと使えます。香りの好みは人それぞれなのでお店で試してみてください。無印良品では1本1,000円くらい/10ml。生活の木では1本600円~/3ml。
おすすめはグレープフルーツ、レモン、オレンジなどの柑橘系。ひとつでリラックスとリフレッシュ両方の効果があるからです。
お花
スーパーやコンビニで300円くらいで手に入ります。ホテルの部屋の歯磨き用グラスにそのままポンと入れるだけでOK。ハサミが必要ならホテルで借りられます。(たいていお部屋に持ってきてくれます。)さっと洗ってティッシュペーパーで拭いて返しましょう。
たったひとばんでも少しの時間でも(長期滞在ならなおのこと)、ビジネスホテルの部屋をあなた仕様のリラックス空間にできます。まずは『引き算』まで、試してみませんか。
本日のスペシャル
1日1新: 初めての方と面談、浜松町の初めてのオフィス、浜松町の知らないエリアを探検、ゆめちから、新しいオンラインサロン
ホテルもそうですが、バックパッカー向けホステルのドミトリーも自分仕様に整えるとすごく快適。わたしは派手目の花柄シーツを半分に切って持ち歩いていました。きれいな布でピシっとベッドメーキングしておくと、いきなり自分のスペースになりますよ。たとえそこが1泊18ユーロの男女混合ドミトリーでも、このような会話になることうけあいです。
「どうぞ。おかけになって」
「す、すわってもいいのかな?」
「ええ」
「あ、ありがとう、じゃ失礼」