人間関係において、あなたは AとB どちらのタイプですか?

A. 「どうして◯◯するの!」と不満をぶつけれられる
B. 「どうして◯◯してくれないの?!」と不満をぶつけられる

不満をぶつけられることってほとんどないですが、わたしの場合は後者です。◯◯に入るものはたいてい、旅行。たとえば、

若い頃には仲間に「なんでハワイいっしょにいかないの?!なんでゴルフしないの?」と責められ、
若くない頃には叔母に「ひとりで台湾って、ひとりでいかないといけないわけ!?」とキレられ、

・・・つきあいが、悪いのですよ。スマソ。

ふだん、けっこう人を楽しませようと思って物事を企画してしまう性質のわたし。

ブログをやっていても、そうです。そりゃ自分が楽しくなかったらやりません。でも、これは誰にとって楽しいかな、楽しいかも、と勝手にポワワーンと、頭の右上あたりに吹き出しマークが浮かんでしまう。

このブログを読んでくださってる方々、特にオープンマインドのカテゴリを好んで読んでくださってる方は、きっと

1.人が楽しんでるかどうかを(おおむね正しく)察知しがち
2.(ついつい)周囲の人が楽しめるようにと考えがち

なのではないでしょうか。自動的に思考や身体が動いてたりしませんか。わたしもそうです。

こういう性質の人って、よいこともすごくあるのだけれど、つかれてしまうこともある。

だからそういう人はたぶん、ひとりたびが好きなのでは、と思います。わたしもそうです。

この記事は、ひとりたびでも、ひとりでいても「人を楽しませなくていい旅」を意識してよかった・・と、さいきん遠くに長めに旅して思ったので、書いています。

「人を楽しませなくていい旅」って、「自分を楽しませる旅」っていう意味じゃないの?とお思いでしょうか。

たしかに自分を楽しませるってすごく重要なんですが、それはまた別の話なんです。

とにかくどこへ行くんでも何をするんでも「人を楽しませなくていい」ことをベースに決断するくらいが、ちょうどいいんです。ほおっておいたら「人を楽しませる」ほうにどんどん流れていく人々なのですよ、わたし達は。

だからいちいち自分に「人を楽しませなくていい旅が、よい旅。」と確認しよう、むしろスパルタ式に自己チェックしよう、というのがわたしの主張です。

自分が楽しんでるかどうかはそんなに気にしなくていい。なぜって、こういうタイプの人は、自分にフォーカスしていれさえすれば、心配しなくても勝手に楽しんでる人たちだから!

ただ、自分以外の誰かが楽しんでいるかを察知(というかもはや検知)しはじめたとたんに、消耗してしまう。

そして、妄想力が豊かだから、ひとりたび中にも、人を楽しませようと(脳が勝手に!)思いつき、つかれてしまうのです。自己コントロールの修行が続くタイプですな。笑

「人を楽しませなくていい旅が、よい旅。」って言うけど、では具体的にどうしろっていうのか?

言い方を変えます。「自分なこと」だけすること、自分じゃないことはしないこと、自分が興味ないことはしないこと、に尽きるのではないでしょうか。

(自分が興味あることをする、のではなくて、自分が興味ないことをしない、のがコツです。なんでもかんでも検知したり察知しがちな人は、しない、しない、引き算、引き算、です。

興味ないことや好きでもないことをしないでいさえすれば、興味あることや好きなことは自然と勝手にやってるから大丈夫です。)

さいきんの旅行からわたしの「自分じゃないこと」をしそうになった例と、してしまった例を書きます。どちらもかなりトホホですが、しかたありません。

踏みとどまった例:

  • ロンドンの書店の歴史と政治の新刊コーナーで、つい立ちどまったけど、踏みとどまった。

→なんだかかしこくなれそうで、歴史本や政治本を買ってしまうことが多かった変な過去。つまらなかったし、かしこくもなれてない。

  • おみやげ買いにハロッズの地下に行こうとしたけど、踏みとどまった。

ついつい「誰かが喜ぶかも」とか考える。けど自分はまったく興味ないし、行ったら心身消耗必至。

  • パリの航空博物館に行こうとしてGoogle Mapsで調べたけど、踏みとどまった。

マイナーな博物館に行く自分カッコイイ?みやげ話に最適?とかいっしゅん思うけど実はまったく興味ない。

踏みとどまれなかった例:

  • 15ユーロ払って怖いエレベーターに乗り、ガクガク展望フロアに行ってみた新凱旋門。

→景色も建築もひどい。温厚なわたしも怒るくらいめっちゃ態度わるい人々に遭遇。人に合わせたみやげ話を作ろうとして、自分じゃない場所に行くとこうなる例。

  • オタクの人っていいな~とほほえましく思い、入った大英博物館のマンガ展。しかも20ポンド(=3,000円)。。。

→朝の貴重な静かな時間をまったく興味ないマンガ展の待ち時間に費やし、マンガ展を15分で出たら、もはや大英博物館はモブシーン。早足で撤退。なんだったのだあの90分は…。マンガ展には行かずに、オタクの人っていいな~と思えばよい例。

というメモが発掘されたので、ブログ記事にしました。

よい旅を。

(本日のスペシャルは、本日ひとつめの記事にあります。)

 

rose

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