
去年(2024年)の6月25日に書いたメモ書きが、先週 Evernote から発掘されました。この記事は、そのメモをもとに現在の心情で書いています。
2024年の4月に自己免疫性(遺伝でもある)慢性膵炎が自然寛解したわたし。自然寛解は、なぜ治ったのか不明!という意味です。
ご存じの方はご存じと思いますが、慢性膵炎は治らない(とされている)病気です。
わたしはおとなになってから数十年のベテラン患者だったのですが、なぜか治って医師驚愕、本人もびっくり。
一生のお付き合いと思っていたのに。(←その様子は、治る直前の9年分のブログ記事にくどくど書いてある)
一生のお付き合いなことを受け入れるまでに十何年もかかったのに。
治った。
うれしいし幸せだし大喜びなのですけれど、正直いってしばらくは、ただひたすら
ボーゼン。。。。。
とする毎日でした。
で。
なんか情報あるかしら?(慢性膵炎が自然寛解した場合の心がまえとか)
と検索してみた。(検索しますよね?ふつう)
当然ながら、「治らないはずの慢性疾患が治った場合は、このようにしましょう」なんて情報はインターネットには出回っていません。
あったりまえです。インターネットには、ある情報しかないのです。ない情報は、ないのです。
なので、同じような状況の人がどうしているかを見ました。
宝くじが当たったようなものですから、宝くじが当たった人の心がまえでも探すか。
ありました。
そのなかでわたしが気に入ったのが「what to do after winning the lottery(宝くじが当選したあとは、どうすればいいのか)」という短い記事です。
宝くじや遺産で突然お金が入ってきたクライアント専門のカウンセリングを行っている心理学者が書いています。
うーん。それ専門の仕事をしているというのがおもしろいではありませんか。
そしてめっちゃいいこと言ってる。
うーん。気が合う。
そんなわけで、心理学者が言ってるアドバイスを短くまとめて(コメント)を付け加えました。
1. 立ち止まる
大きな決断は先延ばし。やりたいことリストを作りはじめる。時間をかける。急がない。
(これ、わたしぜんぶ実行しました。大きな決断は先延ばしした。
病気が治ったからっていきなり新しいことしない。そもそも卒薬するのに少しずつ薬を減らして9ヶ月かかったし。
やりたいことリストは作りはじめたけど内容覚えてない。やりたいことリスト新しく作ろう明日の朝の巻。
2025年の10月現在、いまだに身体も変化しています。ほんとに時間かかっています。急がない急がないがマントラです)
2. 人との関係を大切にする
[自分にとって大切な人達との関係]のことです。当選金も他のすべても失ったとして、いっしょにいて楽しい人は誰か?を考えよ、と心理学者は言っています。
(2020年ごろ?から友情について考えたり書いたりすることが増えました。友情・友人関係に時間を費やすのが毎年の目標だったけど、いまや人生の指針として定着した感覚です。
自分がどういう境遇にいたとしても、つまりお金があってもなくても病気でもそうじゃなくてもいっしょにいて楽しい人たちと過ごす。
自分が好きな人たちにフォーカスする。すべてがそこから始まるんだと思う)
3. 境界線を強化する
心理学者は、いきなり大金を手にしたひとが周囲から自分を守るための具体策を挙げています。血族との境界線、法的な保護策、プロの手を借りた将来設計などなど。
(いきなり健康を手にした(と思われている)ひとも同じです。何十年病気だった人が自然寛解でいきなり健康体!なわけないのだ。
周囲の期待や要求から自分を守るために境界線を強化せよ、というアドバイスを実行し続けています)
4. 信頼できる友達とプロに頼り、自分で決める
自分ひとりで対処しようとせず、自分以外の誰かの力、それもワンストップではなくて、複数の人たちの力を借りる。グループというのがキモである、と心理学者は言ってます。
(気が合う~。わたしもいつもブログに書いてクライアントの方々にも自分にも言ってます)
5. 心と感情
いきなり大金が手に入った後は、さまざまな感情が噴出し混乱する時期なので、プロのカウンセラーだけでなく信頼する友人や家族の力を借りよ、とアドバイスしています。
(たしかに。たとえば2024年6/16~6/25 の記録によると、いきなり病気が治ったわたしは 10日間で30回泣いたそうです。
ポジティブ/ネガティブ/明るい/暗いに関係なく、感情は感情。起伏はしんどいです。すばらしい幸運に恵まれたときだって喜びすぎたって混乱するし気力体力消耗する。
大切なメンターと大切な友人達にあれこれ話せたことが、いちばんうれしかった。今もです)
本日のスペシャル
一日一新:Discord 何年か放置していたけど学んで使いはじめたしだい。
一日一冊:Alan Walker「Fryderyk Chopin: A Life and Times」、Devon Price「Unlearning Shame」各少々。