ほんのり甘く、ほんのりしょっぱい
そのままで味わい深いパンです。冷めたてを食べない分はスライスして冷凍し、食べるときはぜひ凍ったままトーストしてみてください。オーブンやトースターの最高温度で数分、見張りながら焼けば、ふちカリカリ&中しっとりトーストになります。
バターがお店になかった頃、かわりに油脂としてクルミを入れてみたらとても美味しかったのです。ホームベーカリーに最初から入れているのでクルミの形はなくなり、生地に練り込まれて風味が残ります。クルミのまったり感と塩こうじの甘しょっぱさとハチミツの香りがとけあって気に入った!
粉は、フランスパン用の小麦粉(準強力粉)150gとライ麦粉120gを合わせています。この配合だとまだフランスパン風の食感で、重たさは感じません。ドイツ風のライ麦パンのぬるっとした食感が苦手な方は、「セーグル タイプ130」というフランスのライ麦粉がおすすめです。(わたしは富澤商店で少しずつ買っていますが、大きい袋だともっとお得なはず。)
塩こうじは塩分13%~15%のものを想定しています。もしもお使いの塩こうじがしょっぱめな場合は、量を少し減らして、その分水を加えて28gにしてみてください。(でも、こういうことを細かく細かく調整しなくてもちゃんと焼けるのがホームベーカリーの寛大なところですよね!)
あとをひくので食べ過ぎにご注意ください。
レシピ
材料
- 準強力粉 150g (オーベルジュ 富澤商店で697円/2.5kg)
- ライ麦粉 120g (セーグル タイプ130 富澤商店で410円/500g)
- 塩こうじ 28g(作り方はこちら)
- はちみつ 20g
- クルミ 12g (お好きな方はもっと多く入れても)
- 水 132g
- ドライイースト 3g
作り方
- ドライイースト以外の材料をホームベーカリーのケースに入れる。
- ドライイーストを専用口に入れる。
- 早焼きコースを選択してスタートボタンを押す。
HB気になった3点は解決
初めて使った日からホームベーカリーを愛してしまっていますが、気になる点が3つありましたが・・ヒラメキと実験とインターネットが解決してくれました。
皮の厚さ&噛みごたえが足りない
パンの皮は堅め+厚め+焦げめが好物です。こういう皮を楽しみたい気分のときは、焼き上がりのブザーが鳴ってもすぐに取り出さなず、10分待ってから取り出します。(待つ時間は材料によって調節)
忘れるといけないので、事前にタイマーを10分に設定しておき、焼き上がりのブザーが鳴ったらタイマーをオンにしています。
普通のホームベーカリーパンとはひとあじ違う、立派なバリバリの皮ができます。
パンの底の穴を見ると悲しい気持ちに
ホームベーカリーのパンには、羽根のある部分に穴があきます。それを見てなんだか悲しくなりました。
そこで最後のこねが終わったタイミングをみはからって(←ホームベーカリーの取扱説明書にタイミング記述あり)生地を取りだし、羽根を取り除いてから、生地をホームベーカリーに戻すと、たしかに底に穴のないパンができました。でもしょっちゅう羽根を取るのを忘れて穴のあるパンになってしまうのです!
そのうち焼けば焼くほどパンがおいしくなるので底の穴はぜんぜん気にならなくなり、むしろ可愛いと思うようになりました。めでたしです。
ドライイーストの量が多い
最初の頃、本やウェブでみつけたレシピどおりにやってみて、使われているドライイーストの量がとても多く感じました。本やウェブの言うことは気にせずドライイーストの量をどんどん減らしてみたら、問題なくふくらみ味もおいしくなったので好きなようにしています。
イーストの量を調節していたときに読んで楽しかった2冊。レシピというよりも考え方の本で、とてもおすすめです!
高橋雅子著「少しのイーストでホームベーカリー 天然酵母コースでゆっくり発酵(少しのイーストでゆっくり発酵パン)」
志賀勝栄著「ホームベーカリーでつくるシニフィアンシニフィエの高加水パン&ドイツパン」
本日のスペシャル
1日1新: 初めてのお花やさん@鎌倉れんばい、初めてのプチ大福、デカフェマスカット紅茶