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理不尽さん
生きていると多かれ少なかれ、かならず理不尽な人に出会います。
さっさとその場から逃げるのがいちばんですが、言うは易し行うは!
会社の同僚やお客様や親しい人ならば、つきあっていかなければならないことがほとんどですよね。
週末、外資系企業に勤める親友と久しぶりに会いました。そうしたら、
友人のチームに『理不尽な人』がひとりいて、他のメンバー3名が精神的に消耗してしまい困っている、と言うのです。
友人によるとそのメンバーMさんは、
・いきなり感情をあらわにして怒り出したり
・自分が前に言ったことをすっかり忘れて相手を攻撃したり
・利害関係バレバレで動いてしまったり(隠せない)
気分の方向性が予測不可能である。
その反面、
・頭がよく、仕事もできる
・エネルギーレベルが高く元気いっぱい
しかも、ひとなつこくて皆と仲良くしたがっている。(友人苦笑)
います、そういう人。わたしも長く仕事をしているので遭遇したことがあります。
悪気はないみたいですが・・つらい。
ストレスフルだから距離を置くのがいちばんだけど、そうもいかない。
そのときは少しでも上手につきあって自分を守りたい(美容と健康によくないから)と感じ、
本を読んだり専門家の話を聞いたりして対策マニュアルを作り、ストレスが劇的に軽減されました。
予測不可能な相手に振り回されるかわりに、自分側でコントロールできることがある、と考えるとラクになります。
もともと理不尽な人はもちろん、何らかの理由で一時的に理不尽な状態にある人にも対処できるマニュアルの一部をご紹介します。
ぜひトライしてみてください。
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理不尽さん対応マニュアル
0.理不尽さんの言うことをいったん「そうなのね」「そうなんだ」と受け止める
淡々と。
1.理不尽さんと話すときは、なるべく理不尽さんが主語の文を使う
理不尽さんは会話のなかで、文の主語を区別できないことが多い。
たとえば、
わたし「わたしはこの花が好き」
理不尽さん「何言ってんの?理不尽はこの花は嫌いなんだよ!」
と主語が自分に変換されてしまいます。
なので、特に必要性がない限り、主語が理不尽さんの文だけを話すようにすると、自分の心の安全を守りやすくなります。
(理不尽モードに突入すると誰でも、相手の発言がすべて自分のことを言っていると思って反応してしまうことがありますよね。わたしも気をつけています。)
2.メールでは自分の役割を明確にする
メールでは必ず、「わたしのゴールは~~することです」「~~することがわたしの使命です」などと、まず自分の役割を1文で簡潔に説明する。
それ以上でもそれ以下でもない、と自分の領域を宣言しましょう。気持ちいいです。
理不尽さんにとっては、いったん立ち止まって考えをリセットするポイントになります。
(相手が理不尽さんだけでなく誰にとってもわかりやすいメールになるので、自分の役割宣言、使えますよ。)
3.メールでは定型のあいさつ文を活用する
- おはようございます
- こんにちは
- ありがとうございます
- あなたならだいじょうぶ
- あなたは才能がありますから
- これからもお互いがんばっていきましょう
- ぜひそうなさってください
- よかったですね
- たよりにしています
これらの定型文はどれも誠実でウソがなく、適切な距離感を醸し出すことができ、相手にも自分にも納得がいくところがよいです。
理不尽さんの相手で消耗しているときだからこそ、お互い人間同士であること思い出させてくれる定型文を使いましょう。
(わたしは相手が誰でも上記のあいさつ文から、そのときにほんとうに思っているものを選んでいます。一律で「お世話になっております」や「何卒よろしくお願い申し上げます」を入れることはしていません。心がこもっているほうが面白いからです。)
4.すぐに言いつける
理不尽さんの攻撃を受けたらすぐにメモする習慣にしましょう。
メモすることを念頭に置いていると、理不尽さんに対してなぜか冷静になれますよ。
理不尽さんの言動に「ぎょぎょっ」と反応するかわりに(反応すると心身しんどい)、観察しようと思うから話をよく聞けます。
こちらが聞いているのは理不尽さんにも伝わるのではないかと想像します。(まったく伝わってないかもしれませんが・・)
わたしは昔ノートにメモしていましたが、今でしたらEvernoteに言いつけるのが断然おすすめです。
『言いつけ』というタイトルの新しいノートブックを作り、何かあるたびに新規ノートを作成し、どんどん書いて言いつける方法です。
事実だけでもいいし、ウソや作り事を書いてもいいです。
自分の感じるままを時間の許す限り、ちょっとでもいいので書くのがいいです。
新規ノートを作るときは、タイトルを何にしようか考えていると書き始めるのに時間がかかってしまいます。
タイトルにはタイムスタンプだけを押して書き始めましょう。考えが中断されずに『言いつけ』に集中できて便利です。
(タイムスタンプのショートカットは、WinがCtrl + “:”、Macが”⌘ + shift + D”ですが、スマートフォンにFasteverなどのアプリが入っていれば最強ですね。)
書いて『言いつける』メリットはたくさんあります。
- 言いつける相手が要らない
- 自由に垂れ流せる(人間相手に垂れ流さないようにしましょう)
- 場所を選ばない
- 自分が何を感じて・考えているのかわかる
- 考えが発展する
- 書くトレーニングになる
- 解決策がみつかる
- 面白いネタがみつかる
- 現実を知ることができる
- 自分のことがわかる
- 浄化できる
- 気持ちいい・健康にいい
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