宝です。
昨日の朝撮ったパスポートの写真です。宝です。
入出国のスタンプでいっぱいのパスポートには色々な場所へ旅した思い出がつまっているから・・というわけではありません。
(ちなみに最後に使ったのは2011年の震災の直後に外国の家族と一緒に過ごしたときでした。これから使います。)
日本のパスポートを持っていることで、移動の自由と、出会う人々からの信頼と、貢献する機会を得ていること、自分のためにドアが開くことを感じてきました。
抽象的な意味あいから「宝」と表現しましたが、それと同時に、わたしにとって最も価値ある財産のひとつです。
わたしの場合は、ぐうぜん日本国籍の両親のもとに生まれたことで日本のパスポートが手に入りました。
日本のパスポートがあれば、170以上の国と地域にビザ無しで入ることができます。この数は世界で第3位。(*1)
もしもイスラエルのパスポートであれば144
メキシコのであれば132
ベネズエラならば128
ロシアのパスポートならば95
南アフリカならば94
ジャマイカならば77
フィリピンならば58
エジプトならば46
ベトナムならば44
中国ならば43
シリアならば39
そして
ぐうぜんアフガニスタン国籍の場合、28の国と地域にビザなしで入ることができます。つまり28の国と地域にしか入れない。
経済力や外交政策など、その国の置かれた状況が端的に表れています。
どこかの国に到着したとき、入国審査官にはわたしがどういう人間かなんてわかりません。いい人かもしれないし悪人かもしれません。
でも日本のパスポートを見れば、たいていの国では「お、日本のパスポート。この旅行者は我が国の定住権や市民権は必要としていない。我が国で働く必要もない。間に合ってるのだな」ということはわかります。(アメリカ合衆国+いくつかの国は別。)
間に合ってるか/間に合ってないかは、ぐうぜんの産物であること、その人がどういう人間かとは無関係なこと、間に合ってる人はその事実を認識して行動すること。それを覚えておきながら、このパスポートと一緒にいろいろな場所へ行ってみます。楽しみです。
(*1)数字はウェブサイト「GOOD」のRicky Linnによるインフォグラフィック「How Powerful Is Your Passport?」から引用しました。
http://magazine.good.is/infographics/how-powerful-is-your-passport#open
パスポートの有効性がひとめでわかる地図では、色が濃いほど有効性が高く(=ビザ無しで入れる国や地域が多い)、薄いほど低く(=少なく)なっています。
本日のスペシャル
1日1新: ペットボトルの抹茶、(いつものヘアサロンの移転先の)建物と付近のお店を探検
良い週末を!