歴史的期間を表す平安時代とか江戸時代という意味ではなく、
(ピカソの)青の時代のように、芸術的なスタイルを表す意味でもなく、
(わたしの)すき焼きの時代のように、個人的なブームを表す意味でもありません。
この記事では、人生におけるある時期、という意味の「◯◯の時代」について書きます。
この表現はその時期のことを指しているんだけれども、それを使って言いたいことは、たいていもっとあって:
- 適正な手続きを経て
- 地位身分が変化したり、自動的に繰り上がったりし
- 現在は違う(多くの場合、より好ましいOR上の)地位身分状況にいる
という意味合いの「◯◯時代」のことを考えています。
例えば:
- 独身時代 (Google 検索結果 890,000件)
- 娘時代 (-モーニング。で、74,500件)
- OL時代 (157,000件)
- サラリーマン時代 (264,000件)
ひんぱんに使う人と、使わない人が分かれる表現です。
あるべき(正しい)行程を経て今に至っており、今はベターな立場にある、もう◯◯ではない、終わった、過ぎた、という含みもある、おもしろい表現だと思います。
そういう意味で使う人と、使わない人はどこが違うのか。
いま結婚していて「独身時代」という言葉は使わない人と、使う人は、どういうふうに世界観が違うのか。
いま自営だけど「サラリーマン時代」という言葉は出てこない人は、いったいどういう生き方をしているのか。(そもそもサラリーマン時代は無かった、の他にです)
◯◯時代という意識がない人は、いまに生きる人です。未来のことを指して◯◯時代とは言わないし。
そして人生を地位身分で区切っていない。同じ人間のまま続いて生きている(多分ご本人はそんなこと考えながら生きてるわけではないと思うけど)。
◯◯時代という意識のない人は、世間一般に通じる何かが欠落していて、それは良いことでも悪いことでもないし、良いことでも悪いことでもある。
ただ、あなたはそういう人だ、ということです。(そしてわたしはそういうあなたはいいな、と思うのですよ)
本日のスペシャル
1日1新:ルーペで苔観察の時代に突入
1日1冊:樺沢紫苑「毎日90分でメール・ネット・SNSを終わらせる99のシンプルな方法」、Tara Gentile「The Observation Engine」 続き。
そういえば「オタク時代」ってあまり聞きません。(わたしは一回も耳にしたことはないです) そりゃそうです。基本オタクは、やまらないから。おたくっていいですよね!
下の写真はGWの連休中に、苔がかわいいな~、と思って撮影しました。
ルーペを買うようにと先ほど父に勧められ(昨日今日と父情報が続きますね)そうすることに。