その人は、あなたの友達や恋人かもしれないし、同僚やご近所さんかもしれません。
この人なんで、私が自分のことを話すと、すぐに自分のもっとすごい(らしい)エピソードを披露しはじめる?
しかも話題が微妙にズレてるんですけど・・いま話しているのは『そういうこと』じゃないよね?
この人なんで、いつも張り合うの?じまん?自分のほうが上って言いたいの?
と不思議に思うことが、ありますか?
あなたはこの人きらいじゃないのです。むしろ好き。正直で良いひとだし、悪意がないこともわかる。
でも、つかれた。会話はトレーディングカードゲームじゃないんだから、カードを出し合って競っているわけじゃないのに。
こうしてあなたの心は静かに傷ついていくのです。
そういう脳だからかも
わたしも過去に同じような状況で、不思議だな~と思ったことがある、あなたと同じ脳タイプです。
この記事では、あなたやわたしのような人を脳タイプ②さん、あなたが「なんでこの人?」と思っている相手のような人を脳タイプ①さん、と呼びます。
脳タイプ①さんは、あなたに対する優位をアピールしている(YouよりMeのほうが上!自分すごい!)のではなく、
あなたの話に出てきた(言葉どおりの)キーワードに関する自分の体験を話すことで、あなたとの会話を展開し、あなたと仲良くなろうとしている可能性が高いです。
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( ゚ ρ ゚ )
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あゆう子さん、でもそれ変じゃない?
私は聞いて欲しいことがあるから話しかけているのに、それはスルーで。かわりに自分を語るって、それで会話を展開とか私と仲良くって・・ありえない。
とお思いでしょうか。
でもそれは、あなたとわたしの脳が、そういう脳だから、そう思うのです。
あなたやわたしのような脳タイプ②さんは、相手の話から、言葉どおりのキーワードだけでなく(この人は何を言いたいのか・この人に何が起こっているのか)を察する脳*。相手にも、同じようにして欲しいのです。
誰かに話をしたときに、言葉どおりに受け取るだけでなく「言わんとしているところ」を察してもらえないと心が深く傷ついてしまう脳。
あなたの事情や心中を察することをせず、「自分はこーであーで」と的はずれに語られると、存在自体を否定されたと感じてしまう。
それどころか(攻撃された)と思ってしまうこともある脳。
風が吹くのと同じ。そういう脳なのです。
(*注:しかも自分は「正しく察している」と思い込んでいるけど、正しくないケースもある。脳タイプ②さんの多くは、正しく察してもらうことよりも、察してくれたという事実をありがたく思うんだと思う。察してくれた事実に愛を感じるタイプなのかも)
シリーズ記事「脳なんだ」には、脳タイプ①と②のひと達が出てきます。でも人類なんて①だの②だの、きっぱり分けられることなんてたぶんないし。そういう感じ?くらいに思ってください。ここでは
- 脳タイプ①の人?:この人なんでいつも張り合うの?自慢?とあなたが思う相手
- 脳タイプ②の人?:あなた
タイプ?何のこと?具体的は名称は?とお思いでしょうか。知りたい方は連絡フォームで訊いてください。
トレーディングカードゲームなのかも
冒頭に「会話はトレーディングカードゲームじゃないだから」と書きました。でもそれは、脳タイプ②さんの考え。
わたしはトレーディングカードゲームはしないので、くわしい遊び方は知りません。だから「たとえ」として、どのていど的確なのかは不明です。が、YouTubeビデオを観たら、とても楽しそうでした。
好きなカードを集めて、相手と対戦しながら時間を過ごし、いろいろ話して交流する。仲良くなる。
わたしはたまたま脳タイプ②なので、トレーディングカードゲーム方式?は、わたしの脳が自然と思いつくコミュニケーションの方法ではありません。でも、
脳タイプ①さんの脳が自然と思いつくコミュニケーションでも交流はできると思っています。(←じっさい楽しい思いもたくさんしてきた)
続く。
これまでのシリーズ記事
「脳なんだ【1】(この人なんで自分の話しかしないんだろ・・)とお思いの方へ」
「脳なんだ【2】(この人なんで私のことについて何にも質問しないんだろ・・)とお思いの方へ」
「脳なんだ【3】(この人なんで私に何の興味も示さないんだろ・・)とお思いの方へ」
「脳なんだ【4】仕事を頼んだのに「なんでですか?」って何?とお思いの方へ」
本日のスペシャル
メンマラーメン、大ラーメン、むかしながらのラーメン。ぜんぶよくない?!
今日とおりがかったら、冷やし中華も始まっていました。初夏です。
ちょっと前の1日1新:鎌倉宮(大塔宮)の森 参拝客は多いのに、森には誰もいない・・なぜ?
今朝の1日1新:いつもの山道で初めての脇道 道なき道だと思っていたけれど、トレイルランナーの方の後についてみたら、途中から道があった。走れるところなら歩けるはず、と思い❤
1日1冊:Lindsay C. Gibson「Adult Children of Emotionally Immature Parents」続き。