長くブログを読んでくださってる読者の方々はご存じかと思いますが。
わたしは長いこと、旅行中に知らない人の家に泊めてもらったり、知らない人を家に泊めたりしてきました。
個人的に話したことない顔見知りの方から電話でいきなり「あなたのところにひとり泊めてくれない?」とたのまれたり、
友人から「友達が来るんだけど急な仕事で対応ができない。たのんでもいい?」とたのまれたら、
都合が合いさえすれば「ハイなハイな ♪」とお答えしています。
旅行の SNS からも「いついつ泊めてください」というリクエストをもらいます。
その場合は都合が合いさえすれば「ハイなハイな ♪」とはいきません。
もらったメッセージを読み、相手のプロフィールページを読み。。。答えに迷うことはほぼありません。
このひとならお迎えしよう、このひとは合わないな、と、すぐ感じます。
で、すぐに「Yes」か「No」を送ります。
世の中ほんとにいろんな人がいますから、リクエストのメッセージもいろいろです。
そのなかでわたしが
はぁぁーー。
(情けないというか侮辱というか自分達のせいというか情けないというか・・・)
と思うのが、
ある一定のひとたちから来るメッセージなのです。
この SNS は、人と人との関わり、お互いの人となりや文化を知ること、助け合い、といった価値観のうえに成り立っているのですが。
その一定の人達の礼儀正しい「泊めてください」メッセージには、
私は何歳で、どこどこ大学の何々学部を卒業し・・・
どこどこ会社に勤務しており(あるいは内定しており)・・・
こういう肩書きで・・・
どこどこ出身で・・・
家族はどこどこ大学の何々学部を出ており・・・
で、他になんにも書いてないのです。自分の考えてることとか好きなこととか趣味とか。
(そう言われましても。あなた様がどういう人か、なにを大切に生きているのか、ぜんぜんわからないし)
わたしががっくりしてしまうのは、
上記メッセージ・グループの人たちは全員(あゆう子しらべ)中国、韓国、日本の出身で、十代終わりから二十代の若い人たちなこと。
この人たちは(あゆう子さんには、上記のようなメッセージを送れば家に泊めてもらえるだろう)と思うから、こういうメッセージを書いてくるのです。
わたしはたまたま日本のマダムだけど、韓国と中国の大人たちにもきっと(上記のようなメッセージが効果あるだろう)と彼らは思っているのでは。
他にも理由はあるでしょうけれど、実際これが効くと知っているから(みんな経歴みたら賢そうだし)こんな風に書いているのです。
で、それは大人のせいなのですよ。社会のせいなのですよ。私たちがそう教えているからなのですよね。
情けないのは社会でありわたしたち大人なのです。とほほ。
侮辱だわ~とわたしが感じてしまうのは、どこどこ大学の何々学部卒業で~とかいえばわたしが
『きゃ~ナントカ大学!ぜひ泊めたい ♥ 』
と(でも)思うと思っているのね・・・ヒドイ。心が傷つくんだってば。
ま、いいです。
そういう場合は毎回 No ですよ。合わないと思うし。
で、ついでに言うと、わたしが No とその理由を書いたメッセージを送ると、「え?No?」とびっくりするのです彼ら。
そしてその驚きのメッセージを読んで毎回わたしもびびる、という、お笑いのネタみたいな顛末なのです。
先週末のこと。その辺をうろうろ歩いていたら、選挙の候補者のチラシをもらいました。
いちばん目立つ部分の①②③④⑤の中に書いてあることが。(文字の大きさは、チラシの文字の大きさに合わせました)
① 35歳
② 東大 法学部卒
③ 元 ゴールドマンサックス
④ 元 上場企業執行役員
⑤ 東京 出身
(選挙のチラシの写真をブログに掲載したらよくなさそうなので自分でイラスト描く↓)
うわ~~~~。旅行のSNSのメッセージとおんなじ内容。わたしが
『きゃ~東大法学部!ぜひ票を入れたい ♥ 』
と(でも)思うと思っているのね・・・ヒドイ。心はとくに傷ついていません。
本日のスペシャル
SNSで声をかけてくれて我が家に泊まってくれたCBさん(25歳・中国出身)に、この話を言いつけたわたし。
CBさん「キモ。しかし儒教の国の現実だ」 そ、そおね。
一日一新:初めての本屋さん
一日一冊:Karen Gurney「Mind The Gap: The truth about desire and how to futureproof your sex life」、嵐山光三郎「徒然草」、Sigrid Nunez「The Vulnerables」、Peter Levine「Trauma and Memory」各少々。
SPF Dale Trust (2024) Colored pencil on paper, approx. 21×29.7cm Price: ¥13,200 + shipping