切った素材に塩をふって水なしで加熱するフランスの調理法「エチュベ」は、ホットクックの「無水ゆで」設定で作れます。エチュベ風ですが。内容としては、弱火からじわじわと野菜の水分で蒸し煮にするやり方なので、そのもの。
この記事では、パプリカ・じゃがいも・砂糖さや・白いマッシュルームを使った、春の野菜のホットクック製エチュベのレシピをご紹介します。
野菜はなんでも好きなものでどうぞ。わたしは↓こんな感じ↓で味と水分量の違う野菜を何種類か組み合わせています。
- 味:甘い野菜(かぼちゃ、パプリカ、「インカのめざめ」のような甘いじゃがいもなど)+甘くない野菜(セロリ、新じゃが、マッシュルーム、なすなど)
- 水分量:水分の多い野菜(パプリカ、なす、マッシュルームなど)+粉っぽい野菜(かぼちゃ、新じゃが除くじゃがいもなど)
ぎりぎり形をとどめているけど口に入れるとトロっと柔らかいじゃがいもと黄色いパプリカ、汁気たっぷりで歯ごたえ少し残るマッシュルーム、しわしわグリーンピース(砂糖さやから飛び出たお豆)、クタッとした砂糖さや・・。
ホットクックにいっぱい作ったのに、気に入ってこればかり食べてしまい、3日めにきれいになくなりました。
今回は野菜900gくらいでした。
流れ
野菜を切って内鍋に入れる
↓
野菜を計量し、塩の分量を計算(下に説明あり)
↓
塩を計量し、野菜に加えてまぜる
↓
ホットクックで「無水ゆで」8分
↓
加熱が終了したらオリーブオイルと黒こしょうを加えて混ぜる
材料
内鍋に入れる材料
- じゃがいも 1袋(今回は「インカのめざめ」)
- 黄色いパプリカ 大1個(小さいものなら2個)
- 白いマッシュルーム 1袋(165g入り)
- 砂糖さや 1袋
- 塩 野菜の0.38%
お好きな野菜を好きなだけ、入れてください。
仕上げに使う材料
- オリーブオイル 7g(お腹が大丈夫な方は好きなだけどうぞ)
- 黒こしょう 4~5回ゴリゴリ(お好みで)
塩の量を計算する方法
- 具材を入れた内鍋を、キッチンスケールにのせる。
- キッチンスケールの数字から内鍋の重量を引いて、具材の重量を求める。(我が家のホットクックは1.6Lの小さい機種で、内鍋は約700g)
- 野菜の重量に0.0038をかける。(電卓アプリでふつうに計算してもらっています)
道具
ホットクック、混ぜるもの(我が家は無印良品の「ステンレス取り分けスプーン990円」を使ってすごく気に入っています。24cmと長いので安心)
作り方
- 野菜を切ってホットクックの内鍋に入れていく。
- じゃがいもの皮はむいたりむかなかったり、気分で。厚みは1cmくらいに。
- 砂糖さやは洗ってそのまま。マッシュルームは軸ごとタテに4等分、大きめなら6等分に切る。。
- パプリカはヘタと種をとって、ひとくち大に切る。
- 野菜を入れた鍋を計量して、塩の分量を出す。塩を計量する。
- 塩を野菜に加え、手でまぜる。(手じゃなくてもいいですが、わたしは手でやってます。全体によくいきわたるように混ぜてください)
- ホットクックを設定。[手動で作る→無水でゆでる→8分*→スタート]
- 加熱が終わったらフタを開け、オリーブオイルと黒こしょうを加えて全体を混ぜる。
加熱時間はお好みで加減してください。設定時間は、鍋をあたためて沸騰してから8分、という意味なので、沸騰してから何分くらいがいいかな?と考えるとちょうどよいですよ。
ホットクックお手入れのコツ
乾いた内鍋に具材を入れるときは、鍋の内側を水でざっとぬらしてから具材を入れるとよいですよ。これをしておくと、こびりつきにくく、あとのお手入れがラクです。
そして使ったあとは、すぐにお湯/水を張っておけば、あとがラク。
ということで、エチュベの時代に突入だ!
やることは同じでも(←野菜切って無水ゆで8分)、呼び方がハッシュだったりサブジだったりエチュベだったりするのは、仕上がりの違い。
ハッシュは質感、サブジはスパイスの香り、エチュベは舌ざわりが特徴です。ホットクックのおかげでほんと助かってます。野菜がお好きな方は、ぜひお試しを。
本日のスペシャル
最近の1日1新:バケツに枝もの 倒れないようにバケツの口に針金で固定。お家のなかで八重桜がポンポン咲いてます。かわいい。
1日1冊:荻上チキ「いじめを生む教室」、Jill Liddington「Female Fortune」各少々