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パンデミックからこちら、なるべく家の近くにいるわたし。都内から家まで1時間半ほどの、小さな町です。
さいきん横浜のデパートに行く機会がありました。現代の豪奢な物質文明に生でふれたのは、一年ちょっとぶり。
そごう横浜の地下食品売場に「すううっ」と吸い込まれ、わたしは平衡感覚を失いました。
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楽しすぎて!!
この記事では、物質文明ハイで五感オーバーロードになったわたしがデパートでぜんぶまとめて買いそうになった、すてきな商品の数々をご紹介します。
なんのハックにもなりません。生産性の向上にはつながらないし、股関節の可動域も広がらないし、グルテンフリーでもないし(たぶん)。マジカルなだけです。
焼あなご
うわー焼あなご、りっぱ!やっぱり播州播磨の焼あなごよね。一尾2,300円。
Image source:焼あなごのお店「はなおか」のオンラインストア。おいしそうです。
うなぎも美味しいけれど、わたしは断然あなご派です。そして関東風の煮あなごよりも関西風の焼あなご。タレは甘すぎず、表面はカリっとしているほうがいい。
わたしの祖父は播州播磨の出身で、島の小学校の同窓会には毎回いそいそ帰郷していました。ある年、同窓会から帰った祖父が
「女の88歳と男の88歳は違う。女の88歳は婆さんだが男の88歳は爺さんではない。」と語るのです。(←その年かれらは88歳だった)
(いったいその、その根拠のない自信はどこから??)
お土産の焼あなごがおいしかったな~。祖父は姫路の駅付近で購入していたらしいです。いつか祖父の故郷の島へ行ったときは、焼あなごを買って帰りたいです。
(ところでわたしは慢性膵炎もちですので、こってりうなぎだろうとあっさりあなごだろうと、どちらも試食ていどです。あなたはどちら派ですか?)
京都「いづう」の箱寿司
デパートでは京都の物産展をやっていました。「いづう」のひとり用の折詰め3,942円を買おうとしたら売り切れていた。
Image source:いづうのオンラインストア(写真は5人前)こういうギフトいいですね。
京都「左近」の甘鯛の昆布締め弁当
甘鯛の昆布締めをごはんに乗せただけのシンプルなお弁当も買いそうになりました。2,400円くらい。
Image source:左近のウェブサイト 上の折詰は3,000円。お店は仁和寺の門の前ですよ。
松輪の鯖
そごう地下の鮮魚の専門店で、季節はずれの鯖を見かけました。
え?3月なのに?それにしても大きい。(松輪というのは三浦半島の地名で、松輪サバはこういう特別な鯖です)
半身を6cmくらい?に分厚くカットした巨大な切り身が、ひと切れ2,000円。
皮も身もつやんつやんに輝いて、ひと切れずつ完ぺきにラップされ、一糸乱れず並んでおる。美しいな。
慢性膵炎もちのわたしは塩焼きにして3日?4日?かけて完食かな。
(お腹が大丈夫な方、とくにサバ好きな方は、シーズンになったらこちらのお店で食べられますよ)
マイセンのマグカップ「ロイヤルブロッサム」
白地に「レリーフ」や「しのぎ」が大好物なわたし。
小さな花のレリーフがたくさんついて愛らしく、形はキリッとしたたたずまいのマグに惹きつけられ、頭がぼーっとしてきたもよう。
お店の方に「さわってもよいですか?」と声をかけていました。最高になめらか。(当たり前ですマイセンです)
価格はひとつ11,000円で「ふたつで17,400円がお得でございますよ」とお店の方が。それで目が覚めました。ありがとうございます。
Image source:Selectorsという買い取りの会社のサイト。写真が美しくて、物をだいじにしている様子が伝わってきます。
ロイヤルコペンハーゲンのカップ&ソーサー「エレメンツ」
目が覚めてフラフラ移動したロイヤルコペンハーゲンのコーナーで、むちゅっとしたデザインのカップとソーサーを発見。これも白地に凸凹がついています。
ここでもお店の方に声をかけてさわってみました。持ちやすく安定感があります。
うーーん。わたしはずんぐりむっくりした人がタイプなのね、きっと。
Image source:ロイヤルコペンハーゲンの公式オンラインストア
ベルナルドのマグカップ「ルーブル」
なつかしいマグカップも見かけました。むかし使っていたけれど病気が重くなったときに「こんなにたくさん飲めないよう~」と、お好きな方にもらってもらいました。
Image source:ユーロクラシクスというオンラインストア
久しぶりに手にしたら、端正で美しいのと同時に大きくてカジュアルな気分がいいです。
スターバックスでいったら、上のマイセンのマグとロイヤルコペンハーゲンのマグはショート、このマグはトール。最近はトール飲んでおりますよ。ふふふ。
ひと目で「北欧ではない」ことがわかるのに、白いビニールの壁紙な日本の家にしっくりくるのもいいなあとわたしは思うのです。
ひさしぶりのデパートで物質文明に酔っ払いつつ(実際に)買ったものは、のちほど。
本日のスペシャル
1日1ブレインストーミング:パンデミックが落ち着いて人が動き出したら起こりそうなこと
最近の1日1新:鎌倉文化交流館の新しい展示「まじないの世界 – 鬼をもって鬼を制す –」 鎌倉文化交流館の展示の解説には、中世の人の頭や心のなかを「感じてみて」「想像してみて」と促す文言をよく見かけます。いいなー。
1日1冊:Priya Parker「The Art of Gathering」、山川菊栄「おんな二代の記」各少々