残して→残り物を食べる
病気などが原因で低血糖になるとつらいし、不便ですし、ときには危険です。健康な人でも、血糖値の変動を抑えると身体的なパフォーマンスを向上させたり、食欲や気分をコントロールできる、という考え方が定着してきています。
わたしの場合は膵臓の機能が低いので、血糖値を上げるホルモン『グルカゴン』をうまく分泌できないので、低血糖を防ぐさまざまな工夫を日々実行してきました。すぐに効果が現れ、体調がよくなるのを感じてうれしかったです。
10年20年前は気を失ってひっくり返ったり、頭が働かずに家の近所で道に迷ったこともありますが、今となっては懐かしい思い出です(知らない方にたくさんお世話になりました。皆さん、ありがとう!)。
わたしが家で実践しているのは、お料理を積極的に残して、その残り物を空腹時にさっと食べることで低血糖を防ぐ、という方法です。
「え?残して、残り物を食べる?それだけ?」とお思いになりますよね。
そうです、それだけです。ですが、片付かないから、なんとなく・・という理由でお料理を完食し、小腹が空いたから何か探すとお菓子があったのでそれを食べる、という方は多いのではないでしょうか。
わたしはそうでした。食べ過ぎると(膵臓が警告を出して)すぐにお腹が痛くなり、おやつを探していると低血糖症になったりしていました。
積極的に食事を残すための儀式
声に出して宣言する
誰かと一緒に食べているときも、ひとりで食べているときも、お腹がいっぱいになってきたな/満足してきたな/この辺でちょうどいいかな、と感じはじめたら、それを声に出すようにしましょう。自分の声であっても、耳からそのメッセージを聞くと、そうなんだ!いまわたしはお腹がいっぱいなんだ!と改めて認識できますし、行動につながりやすいです。わたしのお気に入りフレーズは「あーおいしかった!ちょうどよかった」「明日食べよう」「おなかいっぱい」「これはあとで食べよう」「たっぷりした!」などです。
少しだけでも残す
残ったのがたったひとくちでも、堂々と大事に残してしまいましょう。わたしはお饅頭やクッキーをひとくちだけ食べて、残りをラップに包んで冷凍庫に放り込むこともあります。別の日のお茶の時間に、甘い物がひとくちあるだけで優雅な気分になれますよ。(お腹が大丈夫な方はもちろんできたてをぜんぶ食べてください!そのほうが絶対おいしいです。^_^)
半端に残す
キリの良いところではなく、あえて半端に残すことを心がけましょう。
例えば、自分のお皿のうえにお肉が3切れある場合、2切れ食べたあとにもう少し食べたい気分であれば、迷わずひとくちかじって(満足)しまうのです。そして残りを残します。半端に残すことに慣れると、自分がどこまで食べたらちょうどよいのかを判断する精度が上がります。
残す動作を簡単にするグッズ
大切な残り物を気持ちよく保存し、ストレスなくアクセスするために、角形のジップロックコンテナ(小)と小さいサランラップを用意しています。
残ったものは容器に入れるかラップで包んで冷蔵庫か冷凍庫へGO!ジップロックコンテナは重ねてコンパクトで場所を取らず、頑丈です。冷凍庫から電子レンジへ直行できるので助かります。
リメイクしないでそのまま食べる
残り物の使い方は…というと、お腹が空いたとき、そのままか電子レンジで温めて食べます。
わたしの場合は調理中に急に血糖値が下がることがあるので、すぐ食べられるひとくちがあるのはとても安心です。低血糖でフラフラだとお料理の味も決まりませんから大事です。
リメイクはしないほうが無駄になりません。リメイクをしようと考えたこともありましたが、レシピを考えるのに時間と労力がかかり、本末転倒でした。そのままおいしくいただく!と決めたら気が楽ですし、たまたまリメイクしたときもプレッシャーがないので成功率が高いです。
本日のスペシャル
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