こんな素敵なお店でした。という記事です。お好きな方だけどうぞ。
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休日の鎌倉で、休憩したいのにお店が混雑!
タリーズコーヒー鎌倉鶴岡八幡宮前店なら、たぶん座れます。メニューも価格もふつうのタリーズですが、
- 平日はもちろん週末も座れるし、
- スイーツも食事もたのめるし、
- トイレはきれい。
- お店の方々は静かで感じよく、なぜか
- 博物館のようになっている。
お店の入口は、JR鎌倉駅から八幡宮に続く若宮大路に面しています。鎌倉駅前ではなく、鶴岡八幡宮の前なので地図を確認してくださいね。
入口は小さいですが、うなぎの寝床風に奥へ奥へ空間が広がっています。(こういうの楽しい)
誰にもどいてもらっていません。
ここのお店でスペシャルなのは、
歴史を感じさせる展示があること。ビルを建設したときに掘ったら出てきたらしい出土品が、ナチュラルに展示されているのが素敵なのです。(掘ればなにか出てくる古い都、いいな~)
鎌倉時代の「かわらけ」と箸。(お店の方に声をおかけし、許可を得て撮影しています)
江戸時代の染付。
このV字型の金具は、雁又(かりまた)とあります。何に使うの?ここにイラストあり!これはすごい。→ 屋島合戦画帖
700年くらい前に書かれた何か。ふむふむ。(←読めてない)
若宮大路の溝の柱の土台パーツ
中世の柱の根元の木材も、お手を触れないでくださいの注意書きプレートも、ホコリかぶってるのが趣。
「クイックルワイパーもふもふ」してあげたくなる・・けどしない。人のものをお掃除してはいけません。
窓の外にある中世の井戸と鳥居には、お店の入口脇にある路地からアクセスできます。帰り際に探検しました。写真はのちほど。
窓辺のテーブルに誰もいなかったのでガラスに顔をくっつけて撮影。
いったんお店の外に出て、白砂利の細~い参道?をゆくと鳥居と神様が。
途中に井戸。店内をのぞいてみるとこんなふうです。
窓の外はいきなり外!ではなくて、外と内の間に何らかのスペースがあるのが、わたしは好きです。
外の世界とはワンクッションおくのがリラックスできるし、直射日光や雨風から守られてる感があって安心するからかもしれません。
ここで、来たみちを振り返ると、こんな風景。
向こうは若宮大路です。通りはにぎやかだけど、ここは静か。
おまけ:こんな記事にときめいてしまった方へ
あなた様にはきっと、鎌倉文化交流館がお気に召すと思います。名前はださいのですが洗練された場所で、わたしは新しい展示のたびに訪れます。
出土品の展示とキュレーションと建築がすばらしい、静かな小さな博物館です。
過去記事「ひと混みがダメな人の鎌倉:中世の暮らし in モダニスト建築」に行き方や写真がありますので、よろしければどうぞ。
本日のスペシャル
実はアンティークの伊万里のうつわが大好物だったわたし。(いまも好きです)
学校の帰り、ひとりでうろうろした場所のひとつは、ハナエモリビル(という建物がそのむかし表参道にあった)の地下の骨董アーケードでした。見るだけで楽しいです。
高校生のときはひとりで年末の京都の弘法市に行きました。ひと混みがダメでも17歳は元気なのです。
そんなある日、学校から帰ったら小皿がいちまい、粉々になっています。母がシュウマイひとつ乗せてチンしたらしい。
あ。
お気に入りの古伊万里の手塩皿がパリンポリン…
江戸後期に電子レンジなんてあるわけないでしょ?!
割れるに決まってるでしょ?!
なんでチンするのよ!
わーーーん
わーーーん
母はニヤニヤして
「形あるものはすべて壊れる運命にある」と言い残し、出かけてしまいました。
(は?形あるものって運命って…哲学者?)
たしかにね。
アンティークな出土品はパリンポリンになってるわよみんな。
誰もチンしてませんけどな。
で、いまはもう古伊万里しないの?かというと、買いません。なんでかな。(おかげでおこづかい助かってます)
とにかく!昔のうつわは電子レンジ不可ですのでご注意くださいね。
最近の1日1新:インターネット通信速度計測(ひと混みのダメなスキル?を生かして空いてる時間帯で作業中だけど根本的に解決したほうがよさそう)、3年半ぶりに電話を新調、PC梱包サービス、ミニコンベクションオーブン(妹が誕生日に買ってくれた。ありがとう)などなど。
1日1冊:Laura Kate Date「Uncomfortable Labels」、杉本鉞子「武士の娘」、グレチェン・ルービン「苦手な人を思い通りに動かす」(←タイトルひどすぎ趣旨と違いすぎ) つづき。