ダイ・ハード 25 (読み)だいはーどにじゅうご
ダイ・ハード die hard とは英語で、しぶとい、なかなか死なない、なかなか止まない、という意味。
映画「ダイ・ハード 1~6」では毎回、主人公が日常を過ごすあちこちでテロに遭い、なりゆきで生じた状況に対処する。転じて、あなたやわたしの人生で、場所や相手が変わっても、何度もくりかえし起こる事象のたとえ。
「ダイ・ハード」シリーズは 1~6 の6作品だが、人生では 25作くらいはザラにある。そこから25と呼ばれた。
あゆうコトバンク「ダイハード 25」の解説より抜粋。
例文1 「ちょっと聞いて!ダイハード25なことがあったの!」
例文2 (なんだよダイハード25かよ。。)
例文3 “異動先でダイハード25なことがあったので、帰りに瞑想カフェに寄って心を整えた。”
「ダイ・ハード」は、1988年から2018年まで30年つづいたハリウッド映画シリーズです。
ブルース・ウィルスという白人のおじさんが刑事の役で、テロリストやハッカーを相手にじたばた戦うアクション映画。わたしはなぜか大好き。ぼーっと見るのに最適です。
主人公のジョン・マクレーンは、グローバルな諜報部員というわけではなくローカルな刑事。あらすじは毎回おなじ。こんなところで?このタイミングですか?という展開で、テロに出会ってしまう。いっつもそうなのです。(まあそりゃ映画ですからね)
毎回おなじパターンなんです。
わたし達も人間関係において、ダイハード 25なことってありますよね。(わたし達の人生は何十年も続いてるシリーズで、主人公はあなただったりわたしだったり同じ人ですから当然といえば当然)
同じことがあなたに何度もくりかえし起こる。
それはあなたのせいか誰のせいか、という話ではなくて(そもそもあなたのせいではないしね)、重要なのは同じことが発生しているという事実。ダイハード 25なんです。ただそれが発生している、発生したということ。
またかよ・・と思ったら「ダイハード 25」とつぶやいてみてください。名前があると心と頭(のゴミ箱でもフォルダでもいいけど)それ用のスペースができます。ダイハードはその辺に置いといて、次はなにをしようかな。と、ちょっと気が楽になるかもしれません。
ダイハード 25なことを思いつくままにいくつか書きますね。
- またしてもただ働きのオファーをもらってしまった。(わたしの定番ダイハード25。請けないけどな)
- こんどの職場でもおじさんたちに恐れられ疎んじられている。
- 自分またしてもかっこいいけどダメな男と付き合っているもよう。
- またしても無償の愛を求められる。職場で。上司に。
- 休みのたびに過ごす実家でダイハード55!
- Tinder で、毎日チャットしてけっこうたつのに絶対リアルで会おうとしないやつに遭遇。時間むだにした・・。
- またしても初対面の人に、そのひとの”ないしょの不倫話”をされてしまった。(これ、ふたむかし前のわたし。訊いてない!興味ない!わたしって見るからに安全そうなのわかるし、そのとおりなんだけど)
- ここでも自分の話しかしない人が寄ってくる…なぜ?
しつこく言いますが、あなたのせいだとかそういうことって関係ありません。(そもそもあなたのせいではない、しつこいですけど)
あなたが原因だ、とか、あなたが変わったほうがいい、とかって別の次元の別の課題。(なので別のこととして考えて実行すればよし)
ダイ・ハード 25ですよ~。ただの。
本日のスペシャル
1日1新:通りがかりの知らないお店(たのしい)
1日1冊:Angela Chen「ACE」、Larry Rosenberg「Breath By Breath」あちこちパーツ。