英語の given family と chosen family という言葉とコンセプトが好きです。
わたしは「given family = もともと与えられた家族」と「chosen family = 自分で選んだ家族」というふうに、勝手に日本語にしてずっと使っています。
もともと与えられた家族は、一般的に使われる、辞書にのってる意味での家族のこと。
血縁家族だったり(そうでなかったり)、自分がそこで育ったり(そうでなかったり)した家族のこと。ぐうぜんファミリーです。
もともと与えられた家族が、いる人もいない人も、います。
血縁家族がわんさかいる人も多いけど、家庭じゃない場所で育った人や、親きょうだいがいない、血縁いない、そういう情報がない、という人はけっこう多い。
外から与えられたものだから、「もともと与えられた家族」の内容は、指定できません。
「自分で選んだ家族」は文字どおり、あなたが自分で選んだ家族のこと。
お互いにとって大切だと思う人を選ぶことは、できるのです。
どういう人々を自分の家族に選ぶかは人それぞれです。
自分で選んだ家族が、いる人もいない人も、います。
いてもいなくてもOKで、そんなことは自分で決めればいいのです。
選んだ家族はとくに必要ない人もいるし、選んだ家族がいないと無理!みたいな人もいるし、
2つの家族の間を行ったり来たりする人もいるかもしれない。
与えられた家族をまるごと、家族として選んでいる人もいるし、与えられた家族の一部だけを、選ぶ人もいるかもしれない。
もともと与えられた家族と、選んだ家族をきっかり分けている人もいるかもしれない。
時間がたつうちに状況が変わっていくかもしれないし、気が変わるかもしれない。
ことばってなんでもそうなんですが、使っていくとそのコンセプトが頭と心に浸透する気がするのです。
かぞくは選べる。
本日のスペシャル
10年くらい?前に、わたしの家でお茶しながら会話。
親友: あゆう子ちゃんの友達はやめる。
わたし: (えっっっ。わたし、なにかした?ビエーーン)
親友: うーーん、もっと家族って感じなんだよね。友達よりももっと上のレベルを要求する。すごい幸せになってほしい。
わたし: そ、そお・・ありがと・・・
良き友人たちが、わたしの chosen family なのです。
ところで!与えられた/選んだに関係なく、家族がいてもいなくても人が困らない社会がわたしの理想です。
1日1新:恵比寿ガーデンプレイスのエクセルシオールとスターバックスコーヒーとファミリーマートのラウンジ
1日1冊:Janet Evanovich「Notorious Nineteen」