寿司・蕎麦・懐石?
食餌制限のあるあなたが、お腹が大丈夫な誰か(仮にAさんとしましょう)と外で食事をするとします。
さて、お店はどこにするか。
そんなときAさんがあなたに「何が食べられるの?」ときいてくれます。
即答用の定番として、あなたのお腹と好みに合う料理(お店)のジャンルを、3つ用意しておくとよいですよ。
状況によりけりですが、わたしの場合は慢性膵炎のお腹に安全で予算の幅が広く、お店の選択肢も豊富なので、「寿司・蕎麦・懐石ならばっちりです」と答えることが多いです。
このほかベトナム料理、ファミリーレストラン、ホテルのメインダイニング、スモーガスボードなどバイキング料理も定番の答えです。(食べ放題は食べない放題!楽しいですよね)
あなたの定番はどんなでしょうか。
シナリオNo.1
もしもAさんの反応が:
「ふーん、じゃ寿司にしようか」
「蕎麦屋はどこがいいかな~」
「懐石ランチ❤」
的なものであれば、このシナリオは終わりです。ボナペティー。
シナリオNo.2
そうでない場合、たとえばもしもここで「何が食べられるの?」ともう一度きかれたら、Aさんは寿司・蕎麦・懐石は気がすすまないのです。
ベトナム料理とかファミリーレストランとか、どんどん次を答えていきます。
「自分はどこでもいいけど、なんでも食べられるけど」と言いながら、「他には何が食べられるの?」「他には?」「他には?」ときいてくるようなら、
Aさんが知りたいのはおそらく、
「自分が食べたいもので、あなたが一緒に食べられるものは何かな?」
「自分が行きたいお店で、あなたが一緒に食べてくれるところはどこかな?」
こういうことです。(言ってる内容と違いますが、コミュニケーションて、特に日本ではそういうものですよね)
残念ながら、Aさんの要望に沿うような食べ物は、そんなにありません。そういうお店も少ないです。
そんなお店を探していたら、時間や体力がいくらあっても足りません。
(幸運にも目の前にそういうお店があれば、迷わず入ってぞんぶんに楽しんでください!わたしならそうします)
あなたの人生の目的は何
とうとつですが。あなたの人生の目的は何ですか?あなたが人生でいちばん大切なものは何でしょう?
Aさんの要望に応えることでしょうか?
あなたやわたしのような人は、そとからは健康に見えます。趣味や仕事に打ち込んだり、旅行やスポーツを楽しむこともできる。
でも、ひとの要望に合わせて食べていたら命にかかわるのです。
死んじゃいます。(死んだら大切な人を守ることもできません。人間死ぬときは死にますが、あなたがAさんの要望を応えるために命を縮めなくてもいいとわたしは思う)
なので!
「自分が行きたいお店の料理を一緒に食べて欲しいのだな・・」
「自分と同じ物を一緒に食べて欲しいのだな・・」と察知したときは、
それが
- 無理であること、
- お店にはおつきあいするけれど、自分は食べないこと
をお知らせしましょう。
わたしはこんな感じでお伝えしています。
「Aさんは今日は何を食べたい気分ですか?」
「そうですか。ずっと行きたかったお店なんですね」
「わたしは無理して食べると膵臓が死んじゃうから食べられないけど、見てますよ」
「あなたと会ってお話をするのがメインのお料理ですから!」
ところで「死んじゃうから」という言葉は、父とお昼を食べて美術館をみてデザートしたあと、「何か食べようかって誘いたいところだけど、死んじゃうからな~アハハ」と父が言うのがおもしろくも的確だったからです。(父に感謝)
ほんと、死んじゃうから。
本日のスペシャル+歯みがき
1日1新: Ole Henriksen Power Peel(妹にもらった顔用ピーリング、効果は高いのだそうですが、すごく痛いので即止め)
歯磨きについて主治医に教えてもらいました。(←ありがたい)
[×] 食後20分は歯を磨かないで、20分経ってから磨いたほうがよい。(食べ物で口中が酸性になってから、唾液で中和されるまで2時間かかるので、20分には根拠なし)
[〇] 食べたらすぐに磨いてよい。
[×] 歯を磨きすぎると表面が削れてしまう。
[〇] 磨きすぎでは削れない。歯がもろくなる理由が他にある。(歯茎<骨<歯の順番で硬い。よって磨きすぎで歯が削れる前に、歯茎と骨が削れるはず)
わたしのように少しずつちょくちょく食べる人も、そのたびに歯磨きをして大丈夫なのだそうです。
磨いてばかりで歯に負担をかけて気の毒、とつねづね思っていたのですが、これからは堂々と(やさしく)磨きますよ!