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英語のシャワーとは、AI Overview さんによると
多量の英語の音やリズムに自然と慣れることを目的とした学習方法で、教材や会話をBGMのように流し聞きする学習スタイル
『英語のシャワー』って昔の言葉だと思っていたけれど、どうやら現代でもじゅうぶん使われているらしい。
いま風の言葉で言うと『英語イマージョン学習』ですね。AI Overview さんによると
英語イマージョン学習とは、「浸る(immerse)」という意味の「イマージョン」という言葉が示す通り、英語という言語環境に深く浸り、(中略)自然に習得していく学習方法です。
でもせっかくなのでここでは『英語のシャワー』という言葉を使います。この記事で言いたいことは3つ。
- 英語のシャワーを続けるには『曖昧さ耐性』が必須
- 『曖昧さ耐性』の高さ低さは人それぞれ
- 『曖昧さ耐性』低めの人が英語のシャワーの代わりにやるならこれ
英語のシャワーには『曖昧さ耐性』が必須
曖昧さ耐性って何?かというと(また AI Overview さんに登場してもらう)
曖昧さ耐性(Tolerance of Ambiguity)とは、不確実な情報や曖昧な状況に直面したときに、過度な不安やストレスを感じずに、平静さや(中略)で対応できる個人の資質です
太字はわたしが付けました。おおむね「個人の資質」です。
(曖昧さ耐性を少し高めることは可能という調査結果がありますが、その話は別の場所で)
つまり英語のシャワーは、もともと『意味わからないお湯(=話)が流れっぱなしでもストレスを感じずに平気でシャワーを浴びられる人』でないと、つらい方法なのです。
その辺に流れている英語の内容が何を言ってるか、部分的にしか、あるいはまったくわからなくても(わからない。でもストレスで気持ちがへこむほどではないな)と『もともと聞き流せる人』でないと、つらいのです英語のシャワーは。
ちなみにわたしは曖昧さ耐性が高いほうです。じっさい英語は『イマージョン』方式で習得しました。ぜんぜんわからなくても・部分的にしかわからなくても・曖昧にしかわからなくても聞き流せる。むしろ楽しめるタイプなのです。
そういう脳とか性質は人それぞれなので、英語のシャワーが向いてない人は、
「わしは英語のシャワーが向いてないのう。」
と思っておけばよいのではないでしょうか。他にできることたくさんあるしね。自分に合うことをしたほうがよいです。
英語のシャワーが向いてない人に合う(かもしれない)英語勉強法
もしもあなたが英語のシャワーをやってみたけれど(じぶん曖昧さ耐性が低めでムリ)だった場合。試してみる価値のあることを2つ書きます。
その1:英語のシャワーとかに関係なく、自分の興味のある英語のコンテンツに没頭する
YouTube でも TikTok でも Netflix でも Amazon Prime Video でもポッドキャストでも映画館でもなんでもいいです。
とにかく自分の興味のある英語のコンテンツを見つけて、視聴する。
ご自分の好きなように見て聞いて没頭しましょう。それについて(話を聞いてくれる人に)話しましょう。
(ただ、一方的に話しまくると次から聞いてもらえなくなる可能性があるので気をつけましょう。どうすればいいかはコーチに聞いてください)
その2:スクリプトを覚えてしまう方式
目の前にある決められたことを覚えてしまうのは好きですか?そんなに苦にならないですか?
その場合は、本でも教材でも、とりあえず自分のレベルに合いそうなフレーズ集みたいなものを手に入れましょう。家にあればそれを使ってもいいですよね。
そこから自分が言いたいことを勝手に選んで、あるいは端からぜんぶ覚えてしまう。(こういう人はたぶん暗記が得意だし、英語とは関係なくふだんから独りでぶつぶつせりふを練習しているような気がする)
この方式を提案すると「発音は?発音はどうするのか?」と言われるのですが、
発音は気の置けない人にチェックしてもらうのがいいかもしれません。(無料相談でもお手伝いできます。申し込みは記事の下にリンクがあります)
あるいは勉強の目的によっては発音は捨てる。(読むだけのために英語を習得したい方だっていますよね)
ただ発音を捨てるとあとあと大変な場合もある。
あなたは自分の言いたいこと・自分が言ってることがわかっているのに、相手はあなたの言いたいこと・あなたの言っていることがわからない。これは非常にストレスなのです。双方にとって。
だから早めに手を付けるのがいいかもしれません。というか、英語を話す予定があるならば、発音はやるほうがいいです。
くわしい話をしたい方あは相談してください。Zoomで50分の無料相談でお答えします。→ わからない続かないを解決する英語コーチング
(無料相談までやるのはな~)とお思いの方は、公開質問をいただけばブログ記事でお答えしますよ!
本日のスペシャル
お気づきの読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、我が家は現在だじゃれの時代に突入しております。
曖昧さ耐性とシャワーの例:
友人に薦められた1990年代の中国ドラマを(←スペイン語字幕しかない。わたしスペイン語わからない)最終エピソードまで見てしまいました。
何いってるかわからなくても嫁いじめとか浮気発覚とか不治の病とか友情とかわかるしね。
浮気がばれると字幕に「Lo siente Lo siente」と盛んに出る。くわしい事情はわからないが謝ってんだなとわかる。なのでわたし今やスペイン語で謝れるのです。(じまん)
それと、わたしの iPhone のシステム言語は、いまだにイタリア語です。すべてを理解しているわけではないがたいていの操作はできる。
それでOKだと感じる(ここが重要です、OKだと感じればそうすればいいし、不安を感じればやらなくていいのでは?)。
地図アプリにイタリア語で「右」「左」「直進」と指示されて目的地に着いています。それでストレス特に感じないからわたしの場合。こんなことは人それぞれなので、自分に合う方法でやればいいのです。
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