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(この人なんで自分の話だけ?なんで何にも質問してこないの?)とお思いですか?
そういう脳だからかもしれません。
HSPでもエンパスでも優しい人でも気のつく人でも、呼び方はどうでもいいです。そういうあなたはきっと、今年/今月/今週/今日も
(この人なんで自分の話題だけ?なんでこっちには振ってこないの?)
と、無視された気持ちになったり、人間性を否定された気持ちになったり、腹が立ったりするのでは?
うれしそうに自分の話をしている相手はあなたの心に悲しみが蓄積されていることに気づいていない。
で、このひとが嘘をぜったい言わないこと、心が良い人なことは、あなたはわかっているんだけど。
でももう、呆れ果てた。つかれる。
「なんで」の理由は「この人」のタイプによって違う
「なんで」の答えは「この人」が誰かによって違います。シリーズ記事「脳なんだ」では、脳タイプ①と脳タイプ②のひと達について書いていきます。
- 脳タイプ①の人:(この人なんで私のことについて何にも質問しないんだろ・・)とあなたが思ってる相手
- 脳タイプ②の人:あなた
タイプ?何のこと?具体的は名称は?とお思いでしょうか。(知りたい方は連絡フォームで訊いてくださればお答えしますよ)
キーワード検索に引っかかりたくないので今はここには書きません。インターネットには正しい情報が少ないうえに、有害情報も多いです。読者の方をヘンな情報に誘導しない方法を勉強中。
脳タイプ②な人が期待する会話
友達どうしの Aさんと Bさんが久しぶりに会ったとして。AさんBさん両方とも脳タイプ②の場合、通常このような流れ。(ま、ケースバイケースですけど、もちろん)
Aさん: 元気してた?会社どお?こないだのプレゼンどうなった?
Bさん: (話す)
Bさん: 私の話はいいとして、Aちゃんニュース聞かせて。
Aさん: (話す)
Aさん: それで私はこうなんだけど、Bちゃんの場合は?
Bさん: 私はこうかな(と自分について語る)
「場面を共有しながら交互に話しながら」会話が展開する、ターン・テイキングというコミュニケーション方式です。相手の話題・自分の話題・共通の話題を取り混ぜ、交互に話していきます。
ふた昔の日本語表現でいうと「会話のキャッチボール」。あなたやわたしを含む、脳タイプ②さん達が期待するコミュニケーションです。
わたし達は、双方向のコミュニケーションで心が満たされる脳タイプなのです、たまたまですけど。
脳タイプ①な人と脳タイプ②な人の会話
(この人なんで私について何にも質問しないんだろ・・)とあなたが思う相手=脳タイプ①さんと、あなたやわたしみたいな人=脳タイプ②さんに、よくある場面を再現します。
①さん: 「こーであーで」(自分の話をする)
②さん: (質問されるのを待つ)
①さん: 「こーであーで」(自分の話を続ける)
②さん: (話を振られるのを待つ)
そのうちに。
①さん: 「こーであーで」(自分の話を続ける)←どんどん仲良くなってる気持ち。
②さん: (話を振られるのを待ち続ける)←どんどん疲労と悲しみが蓄積。
さらにそのうち。
②さん: (なに考えてんの?バカにしてる。悲しい。キライ)←避けるとか冷たくするとか態度で表す。
①さん: (え?なに?もしかしてきらわれてる?)←不穏な雰囲気を感じてびびりはじめる。が、なぜかはわからず。
ある日。
②さん: 「もう話しかけるのヤメテ」
①さん: ((( ゚д゚ ;)))
会話のバッティングセンター
脳タイプ②な人が期待し・心満たされるのが『会話のキャッチボール』だとしたら、脳タイプ①な人が期待し・心やすまるのは『会話のバッティングセンター』と言っていいかも。
脳タイプ①さんは、
・自分にとって興味のあること、重要だと思うことを話す。
・相手に質問はしない。
・相手が言いたいことがあれば、自分がわざわざ訊かなくても、相手が自発的に話すと思っている。自分はそうするし。だから質問しない。
・自分が知りたいこと、重要だと思うことは、積極的に訊く。
・相手がいま話している話題に関係あっても無くても*、自分も話をすることが、人間同士のふれあい。
(*①さん達によると、関係あるのか無いのかの区別がつかない場合が多いそうです)
え?あゆう子さん、それヘンじゃない?
それって会話になってなくない? 相手の話題を自分の話題にすり替えて結局自分の話にしてない?
とお思いでしょうか。
たしかに。でもそれは、あなたとわたしが脳タイプ②な人だからなのです。
脳タイプ②なわたし達は、相手のモノローグを聞いたからって、自分も自然にモノローグで返す、というのはムリな脳。
(質問されなかったら)相手の話は終わってないのだから聞かなきゃ、自分の番がまだ来てない、と思う脳。
自分について何にも訊いてもらえないと仲良くなれない、それどころか孤独を感じるばかりの脳。
風が吹くのと同じ。そういう脳なのです、わたし達。
(どっちの方向でも)衝撃おおきかった方は、このへんで何か食べてエネルギー補給しましょう。
じっくり驚きを味わうのが吉。
脳なんだシリーズの他の記事
「脳なんだ【1】(この人なんで自分の話しかしないんだろ・・)とお思いの方へ」
「脳なんだ【3】(この人なんで私に何の興味も示さないんだろ・・)とお思いの方へ」
本日のスペシャル
このシリーズ記事には『じゃ、どうしたら?』が見当たらないんだけど。とお思いでしょうか。
続く。なのです、まださわりの部分だから。でもちょっとだけ書きます。
あなたやわたしのような脳タイプ②さんは、脳タイプ①さん達と話すとき(その①さんとの関係があなたにとって大切で近しい人であれば):
相手に質問されなくても(←たぶんされない)、相手が今してる話に関係あってもなくても、勝手に自分の話をしまくってみるといいかも。モノローグ上等。
話題は、あなたの興味のあること、あなたにとって重要なことでOK。相手の話題に合わせる必要はありません。(つまり脳タイプ①になったフリってことです)
とはいえ慣れてないから気分が悪くなったりするかもしれません。吐かないていどにね・・脳にあらがうと疲れますので。
多くの①さん達は、日々がんばって脳タイプ②なフリをしています。しんどいだろうな、と思う。続く。
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